概要

教育学研究科の教育目的

今日、我が国における教育的課題は多様化・複雑化しており、社会からは教員養成の重要性とともに研修による継続的な教員の資質向上と実践的力量の向上が求められています。教育学研究科は、社会の多様な要請に応え、地域の教育を中心となって担い、文化の 発展に寄与していく高度な教育専門職および専門職業人を養成・再教育していきます。また、教育専門職者への再教育により教育専門職者の資質向上に資することをとおして教育文化の発展に寄与していきます。

教育学研究科の2つの専攻

令和4年度(2022年度)に既存の3専攻を統合再編し、教職実践開発専攻(専門職学位課程)と教育臨床心理学専攻(修士課程)に改組しました。教職実践開発専攻は、教科指導能力開発コース、教育実践開発コース及び学校管理職養成コースの3コースからなります。教科指導能力開発コースでは、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校教諭の高度専門職養成を行います(教科の深い勉強もできます)。教育実践開発コースでは、特別支援教育、カリキュラム開発、学校の中堅・地域の中核となるミドルリーダーの養成と、学校で活躍できる新人教員の養成を目的としています。学校管理職養成コースは、新しい学校づくりを牽引し、岐阜県の未来を担うリーダーを養成します。

専攻コース募集人員
教職実践開発
(教職大学院)
教科指導能力開発 40人
教育実践開発
学校管理職養成
教育臨床心理学 5人

働きながら学びたい先生を応援する制度

夜間・遠隔授業の開設

教職実践開発専攻教育実践開発コースでは、昼・夜開講制により、学生を受け入れています。夜間授業の開設により、地域の教育を担う指導的な人材が在職のまま大学院で学び・研究できる機会を提供しています。

カリキュラム開発分野では、岐阜大学で開講されている夜間授業をサテライト教室や、インターネットで接続された機器等を介して自宅などから受講できる「遠隔授業」も同時に実施しています。これにより、勤務時間外の平日の夜間および休日に講義は開講されるため、働きながら無理なく学ぶことができます。ただし、年2回は岐阜大学において対面での講義に出席してもらいます。

サテライト教室

熊本サテライト教室
〒862-0953 熊本市中央区上京塚町5-1 熊本県立熊本工業高等学校内

大学院の科目等履修生の受け入れ

科目等履修生として大学院科目の単位を取得されている方には、本研究科に入学した場合に既に取得されている単位は、大学院の受講科目の単位として認定されます。この制度を上手に活用し、在学年数を短縮して修了された方などがおられます。

長期履修制度

本研究科では、平成15年度入学生から長期履修制度を導入しています。長期履修制度とは、職業を有する者が、標準修業年限を超えて、一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修できる制度のことです。詳細は、教育学部学務係へお問い合わせください。

修業年限短縮制度

岐阜大学大学院学則の規定に基づき、所定の単位を修得し、学位を授与されるための研究計画等において、特に優れた業績が認められる者は修業年限を短縮できるという制度です。この制度を利用した場合には、標準修業年限2年のところ、1年又は1年6月に短縮することができます。ただし、この制度が利用できるのは、教育臨床心理学専攻および教職実践開発専攻の教科指導能力開発コースと教育実践開発コースの2専攻です。

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