学校管理職養成コース
学校管理職養成コースでは、新しい学校づくりを牽引し、岐阜県の未来を担うリーダーを養成します。自律的および協働的な学校運営を推進できる学校マネジメント力を身に付けたい現職教員を求めます。学校経営、学校改善、学校評価、危機管理等を学ぶ講義と、教育行政や学校経営実習を通して、学校管理職に必要な力量を形成します。
教授 平澤 紀子 Professor HIRASAWA Noriko
研究室の紹介
インクルーシブ教育における学校経営や教員研修、授業開発等に関する課題について、応用行動分析学から探求します。発達障害児やその児を含む集団を対象として、環境との相互作用において生じる行動の問題を解決し、対人関係や学業を向上させるためのアセスメントや支援方法、学校経営を中心に検討します。
教授 棚野 勝文 Professor TANANO Katsunori
研究室の紹介
組織における意思形成過程に焦点を当て、戦前の旧制中学校職員会議や校長会を中心に、教育経営実践史を研究しています。ゼミでは、学校経営学を基盤に、スクールリーダーの視点から主に組織開発に着目した学校改善実践開発に取り組んでいます。
教授 栁沼 良太 Professor YAGINUMA Ryota
研究室の紹介
理論的には、プラグマティズムに基づく教育哲学を研究し、道徳教育や生徒指導・教育相談、スクールリーダー養成に応用しています。実践的には、子供たちが人生の諸問題を主体的に考え判断し議論する問題解決学習や体験学習の開発・実践に取り組んでいます。また、学校改善や教育改革に向けた新しい教育実践や学校経営の在り方も探究しています。
教授 吉澤 寛之 Professor YOSHIZAWA Hiroyuki
研究室の紹介
子どもの問題行動（非行、暴力、いじめなど）や、関連する社会性（認知バイアス、自己制御、共感性など）と、対人要因（保護者、友人、地域住民、教師）の影響を研究しています。コミュニティ・スクールを中心に、学校の地域住民や保護者との連携が子どもの社会性や学校適応などへ与える影響も検討しています。近年は、これらの要因を包括的にアセスメントした結果に基づいて、学校へコンサルティングするシステムを開発・実践しています。
教授 益川 浩一 Professor MASUKAWA Koichi
研究室の紹介
専門は、社会教育学、生涯学習論です。これまでは、戦後初期公民館の成立過程に焦点をあてて、歴史研究を進めてきました（日本教育学会『教育学研究』掲載論文が2本）。最近では、地域社会と学校の連携と協働に視野を広げ、岐阜大学と岐阜県の共同設置・ぎふ地域学校協働活動センター事業を通じ、「地域とともにある学校づくり」を目指して、学校運営協議会の機能強化、地域学校協働活動の促進方策等について研究を進めています。
准教授 柴崎 直人 Associate Professor SHIBAZAKI Naoto
研究室の紹介
礼儀・作法・マナー・エチケットなどの広義の「礼儀」について、学校教育における指導の内容と方法を研究しています。礼儀・作法の構造に対する望ましい理解とその活用を目的として、特別活動をはじめとする教科外教育や道徳教育を主たるフィールドとして、礼儀の教育にかかわる可能性の発掘に取り組んでいます。
准教授 芥川 祐征 Associate Professor AKUTAGAWA Masayuki
研究室の紹介
学校管理職の養成・研修カリキュラムの開発のため、戦後初期日本の校長免許状制度を対象として、国立大学・教育委員会の協働による現職教育の運用過程を解明しています。ゼミでは、理論・教職経験に基づく仮説設定と対象校における開発実践を往還することによって、学校の経営課題の改善に資する研究成果を構築しています。
特任教授 出口 和宏 Specially-Appointed Professor DEGUCHI Kazuhiro
研究室の紹介
特別支援学校における管理職の基盤となる力を養成します。特別支援学校での経験を活かして、働き方改革を含む学校経営マネジメントや教員の専門性向上などについて、リアルタイムで考えていきたいと思います。
特任教授 原 尚 Specially-Appointed Professor HARA Hisashi
研究室の紹介
即戦力となる教員養成、各地域で核になれる管理職養成を目指しています。私自身、長年中学校現場に身を置いていました。これまでの教諭、教育行政、管理職としての経験をもとに学校現場における実践的な内容について情報発信をしたいと考えています。
特任教授 古賀 英一 Specially-Appointed Professor KOGA Eichi
研究室の紹介
「児童生徒の発達段階にマッチし、かつ学びを円滑に紡いでいくための教育段階の枠組み（義務教育学校の体制構築等）のあり方」や「学校マネジメント空間を拡張できるための学校財務のあり方」等に重点をおいて取り組んでいます。現場の管理職やリーダーが理論と実践を往還させながら実効的に学校運営を推進できるよう、接点の役割を果たしたいです。