先輩の声
教育学部生からのメッセージ
山上 槙士さん
学校教育教員養成課程 国語教育講座
4年生(H29年度入学)
岐阜県出身 実家からの通学生
通学について教えてください
1年生の時は電車とバスで1時間半ほどかけて通学していましたが、今は車で通学しています。それでも50分ほどかかりますが、車内で自分の好きな音楽を色々かけて気分転換になるようにしています。また、少し家を早く出て大学に行く前にモーニングに寄ることもありますし、大学から帰る際にそのままドライブに出かける事もあります。
サークル活動・アルバイトについて教えてください
グルメ研究会というサークルに入っています。サークルは他学部の人たちと交流できる絶好の機会です。和気あいあいとした雰囲気で、自分の生活スタイルに合わせながら柔軟に活動に参加できることがサークルの強みだと思います。
アルバイトは塾講師をしています。大学に入るために努力した勉強のスキルをそのまま活かせますし、将来教員として「教える」立場になった時に繋がる経験にもなると思います。そして何より、生徒に「分かった!」と言ってもらえる瞬間にやりがいを感じます。
岐阜大学を選んだ理由は?
家から通うことができる国立大学であり、オープンキャンパスなどの際に「岐阜県で教員を目指すなら岐阜大学の教育学部がいいよ」と勧められたことで選びました。また、キャンパス周辺が自然豊かであることから、落ち着いた雰囲気の中での大学生活が送れる事も魅力に感じました。
教育学部を選んだ理由は?
中学校時代、友達どうしで勉強を教えあう中で「教えるのがうまいね!」「おかげで分かるようになった!」と言われたことから、物事を「教える」立場としての教職に興味を持ち始めました。そこから授業を受けるたびに、先生ごとに特徴のある教え方や生徒に理解させるための工夫、授業での関わり方などにやりがいや魅力を感じ、自分もその道に進もうと思うようになりました。
教育学部の授業で印象に残っている科目は?
3年後期の「音声言語・文章表現論」です。普段自分たちが当たり前に使っている日本語を、発音やリズム、アクセントなどの音声の観点、仮名遣いや敬語表現など文法の観点から細かく分析していきます。毎回の小テスト勉強は大変でしたが、国語の教師として必要な日本語の言語知識が確かに身につきました。
岐阜大学(教育学部)の良いところは?
実習や模擬授業をする機会が多くカリキュラムに設定されており、教員になる上で必要な経験を多く得られることが一番の長所だと思います。観察からはじまり、最終的には授業計画をたて実践するというプロセスを、教育の最前線である学校現場にて経験します。指導してくださる先生方はもちろん、実習先の子供たちの姿からも得られるものは多くあります。大変ではありましたが、教員として働く上での具体的な姿を想定しながら多くの学びを得ることができました。
将来の目標(こんな先生を目指しています!)
受け持つ生徒一人一人の「分からない」にとことん付き合える教師を目標としています。現代の学校現場では地域や社会、学校、クラス、そして生徒自身と様々な状況が複雑に絡み合っています。そのような中で常に生徒と誠実に向き合いながら、一つでも多くの生徒の「分からない」を解消できる授業づくり、少しでもその生徒の不安を取り除き、安心させられるような生徒指導や進路指導のあり方を考えながら教職に取り組んでいきたいです。
高校生・受験生へ一言!
「自分が専門的に学びたいこと」と言われて、ピンとくるものがすでにある人も、まだあまりイメージがついていない人もいると思います。すでに大学での学びのビジョンが持てている人は、ぜひその実現のために全力で頑張ってください。もしまだビジョンが未完成でも、大学に入って学びを深めていく中で自身の興味や可能性をより鮮明にしていけばいいのです。まずは、今自分ができることに目一杯全力で取り組み、自分自身がより納得できる進路を掴み取ってください。精一杯の先にある、誰のでもないあなた自身のキャンパスライフへ羽ばたく瞬間はもうすぐです!
杉山 紗里奈さん
学校教育教員養成課程 理科教育講座(化学)
4年生(H29年度入学)
静岡県出身 下宿して一人暮らし
下宿生活のエピソードがあれば教えてください
はじめは、学業と家事の両立が大変でした。しかし、不安なことは両親や先輩に聞き、自分なりのコツを見つけることで慣れていきました。下宿生活を通して、作り置きやスキマ時間での掃除など有効的な時間の使い方、実家のありがたさ、お金の管理等、自立について学ぶことができました。休日には、講座やサークルの友人を家に招いてゲームをしたり、ご飯を食べたりしています。
サークル活動・アルバイトについて教えてください
私は、よさこいサークル騒屋に所属しています。笑顔で演舞する先輩方の姿に憧れて入部し、見てくれた人の心に響くような演舞を心がけて練習に励みました。チーム一丸となって目標に向かい、練習する時間は、まさに青春です。サークルを通して多くの友人ができ、素敵な先輩・後輩と出会いました。普段は学業に専念するため、年末年始やゴールデンウィーク等に短期アルバイトとして飲食店で働いています。ここでも多くの人と関わることができ、良い社会勉強となりました。
岐阜大学を選んだ理由は?
私はオープンキャンパスに行った際、先輩方が笑顔で楽しそうに過ごす姿を見て「私もここで充実したキャンパスライフを送りたい」と思いました。また、興味のある研究室があったのも選んだ理由です。他にも、自然豊かで落ち着いて学習できる環境や岐阜県での就職に強い点なども魅力的です。
教育学部を選んだ理由は?
小学生の頃、友人に勉強を教えたところ、「すごくわかりやすかった。ありがとう。先生みたい。」と褒めてくれました。その時の笑顔は今でも覚えています。これをきっかけに、子どもの成長を喜びとする教職に興味を持ち始めました。そして、世話好きや子ども好き等も相まって、高校生の頃から本格的に教員を目指すようになり、教育学部を選択しました。
教育学部の授業で印象に残っている科目は?
「理科教育法Ⅰ~Ⅳ」です。中学理科を主に扱い、指導案の書き方や適切な指導法、理科を学ぶ意義などを学びました。模擬授業では、授業づくりについてより深く追求できます。
岐阜大学(教育学部)の良いところは?
1年次の「教職トライアル」、2年次の「教職リサーチ」、3年次の「教職プラクティス」というように学校現場へ行く機会が設けられている点です。このACTプラン・プラスにより、早い段階から教職について意識し、経験を徐々に積むことができます。私は1、2年次に学んだ児童生徒との関わり方を生かし、3年次の実習では子どもの実態を素早く把握し、その実態に合った指導法を考えることができました。
将来の目標(こんな先生を目指しています!)
私は、子どもと真摯に向き合い、成長を全力で応援できる教師を目指しています。実習先では、未来を担う子どもの成長を願って熱心に指導される先生方が多くおられました。また、実習を通して子どもの小さな変化や努力に敏感に反応し、その良い所を褒めて伸ばす指導を学びました。この実習先での経験から子どものために、熱意をもって真摯に向き合う教師になるという明確な目標ができました。
高校生・受験生へ一言!
受験勉強では、我慢の連続で辛いことばかりだと思います。しかし、努力をしなければ成功しません。受験後に後悔しないように、今しかできないことを考え、最後まで粘り強く頑張ってください。そして、自分を信じてください。大変な時期を乗り越えた先には、自由で楽しいキャンパスライフが待っています!皆さんが岐阜大学に来てくれることを心より楽しみにしています。
教育学部卒業生からのメッセージ
杉山 華奈美さん
学校教育教員養成課程 保健体育講座
平成28年度3月卒業(H24年度入学)
岐阜県出身 現在は岐阜県の教員
通学について教えてください
実家から20分程度なので、車で通学しました。免許を取るまでは、バスで通ったこともありますが、乗り換えが必要で、大学行きのバスはとても混んでいるので、大変だったことを覚えています。家族が近くにいることは安心ですし、自宅から通えることはとてもありがたかったです。
学生時代のサークル活動・アルバイトは?
サークル活動は、剣道部に所属し、4年間活動しました。全国トップレベルの強豪校の合宿に参加させていただいたり、多くの方と交流させていただいたりと、国立大学法人の部活動とは思えないような経験をたくさんさせていただきました。夏の県外合宿や冬の寒稽古など、当時はきつくて逃げ出したくなることもありましたが、監督、先輩方、同期や後輩に恵まれ、今ではどれもよい思い出です。
アルバイトは、家庭教師、レジ打ち、病院の受付など様々な業種を経験しました。学業と部活動をしながらのアルバイトなので、毎日入ることはできませんが、アルバイト先の方も理解してくださり、卒業するまで続けることができました。学費や車など、すべて両親が支払ってくれていたので、アルバイトを通してお金を稼ぐことの大変さやありがたみを学びました。
岐阜大学を選んだ理由は?
体育系の学部を考えていたことと、地元だったことが大きな理由です。
教員になりたいと思ったきっかけは?
憧れの先生がいたこと、子どもが好きだったこともありますが、3年生の教育実習が大きなきっかけです。毎日、子どもたちの成長やがんばりを間近で感じ、それが自分のことのように嬉しく、「先生っていいな」と感じました。実習期間は、4年間の中で一番大変でしたが、教員の魅力を感じ、教員になることを決意した1ヵ月間でもありました。
教育学部の授業で印象に残っている科目は?
保健体育講座では、様々な種目の実技授業があり、体育の専門として、技能を身につけながら、指導の在り方を楽しく学ぶことができました。入学後の6月頃、朝から金華山に登り、午後から水泳と器械運動の授業を受け、その後部活動に参加したとてもハードな1日は、今でも印象に残っています。また、1年生から実際の教育現場を体験して学ぶ機会が多くありました。講義で学ぶだけでなく、現場の雰囲気や子どもたちの様子を見ることで、より深く学ぶことができたと思います。
教員になってよかったと思うことは?
子どもたちの頑張る姿や成長には、何度も感動させられました。その度に、「教員になってよかったな」と思います。同じ日々の繰り返しのように思えますが、毎日違っていて、とてもやりがいを感じています。もちろん大変なことやうまくいかないこともたくさんありますが、それ以上にもらえる感動や喜びが大きいですし、子どもたちの姿から多くのことを学んでいます。子どもたちと一緒に笑い合える毎日が楽しいです。
教員を目指している後輩たちに一言!
教員は、子どもたちのがんばる姿、笑顔、素直な心にふれながら、一緒に成長し、たくさんの喜びを分かち合える魅力的な職業だと思います。素敵な子どもたちが、学校で待っています。みなさんと一緒に、子どもたちのために働ける日を楽しみにしています。