教育臨床心理学専攻
本専攻は公認心理師・臨床心理士・学校心理士・スクールカウンセラー養成に特化した専攻です。不登校、いじめ問題をはじめとした複雑化する学校現場の問題に対して、自らが発見した問題点を客観的に評価できる心理専門職であり、その評価をもとに被援助者や組織に対して専門的知識と技能を用いて適切に支援できる人物や教員をはじめとした多職種に助言することのできるコミュニケーション力をもった専門家の養成を目指します。このために、学部と研究科を通した一貫指導における教育効果、さらに教職実践開発専攻との有機的かつ多様なつながりによる教育・指導体制の活性化をめざします。
教授 別府 哲 Professor BEPPU Satoshi
研究室の紹介
子どもは、多様な個性を持ちながら、回りの人との関わりの中で発達していきます。これを、身近な養育者との間に取り結ぶ情緒的絆といわれるアタッチメント、自己理解、他者理解を通して検討します。あわせて自閉スペクトラム症児者についても、上記の視点から考えていきます。
教授 伊藤 宗親 Professor ITOH Munechika
研究室の紹介
当研究室では、臨床心理学や異常心理学を中心とした心理学全般に関して、学生自らが問題意識を持ってテーマを選択し卒業研究を行います。卒業研究を通して、アーティスティックな発想と自然科学的な思考や方法論を身につけることが目的となります。主体的に研究を進めたいと思う学生を歓迎します。
教授 坂本 裕 Professor SAKAMOTO Yutaka
研究室の紹介
応用行動分析学の理論に基づき,知的障害や発達障害のある子どもたちや定型発達幼児の発達課題への支援法の検討を中心に行っています。また,小学校や特別支援学校(知的障害)での学級適応に関する検討も行っています。
准教授 月元 敬 Associate Professor TSUKIMOTO Takashi
研究室の紹介
このセミナーでは『ヒトらしさ』につながる心理的な諸機能・諸現象を扱います。認知心理学や認知科学を中心とした理論と方法論を学習しますが、分野は限定されません。「自らが問題を設定し、その問題を自らが責任を持って解く」ためのスキルを醸成する協同の場となるように心がけています。
准教授 松本 拓真 Associate Professor MATSUMOTO Takuma
研究室の紹介
私の専門は、子どもの心理療法であり、乳幼児から青年まで幅広く対象にしています。言葉にして表現をすることが難しいような心の声をいかに聴いていくかに関心を持っています。基盤には精神分析的オリエンテーションがあり、研究に関しても学生が自分の心と向き合う中で生じてくる問いを大切にしてほしいと思っています。
准教授 板倉 憲政 Associate Professor ITAKURA Norimasa
研究室の紹介
臨床心理学、家族心理学、家族療法・短期療法を専門とし、臨床と基礎研究の二刀流を大切にしています。研究テーマとしては、システム理論、コミュニケーション理論、社会心理学の諸理論を基盤としつつ、学生の関心のあるテーマに沿って研究指導を行っています。