教科指導能力開発コース
言語社会系
サイエンス系
芸術身体表現系
教育学部学校教育教員養成課程の各講座の教科を3つの系に分け、教科教育と教科専門の融合、あるいは小学校における教科間の連携を図り、更に各教科における小学校・中学校・高等学校の連続性を踏まえた教育ができる高度な教育専門職者の養成を目的としています。
言語社会系
小学校教科等の「国語」「外国語活動」及び「社会」に関する内容について、コミュニケーションという概念を共通の基礎に置きつつ、それぞれの教科専門の知識を深化させ、教科教育の実践手法で研磨し、教育現場で活躍する人材を養成します。
国語科教育実践
国語分野は、国語学(現代語、古語)、国文学(現代文、古文)、漢文学、国語科教育(国語教育史、学習指導論)の専門分野から構成されています。各講義で専門の知識を深めて修士論文を作成し、教育現場で活躍できる人材を養成します。
教授 佐藤 貴裕 Professor SATO Takahiro
研究室の紹介
安定したコミュニケーションを望むなら、言語変化はありえない。けれども、言語は変化していく――この不可解な現象を、まずは史的文献や方言分布のうえに見つけていきます。さらに解明をめざして、言葉はもちろん、言葉を使う人間、人間の集合である社会、社会が醸成する秩序・習俗などなどをも見つめ、総合的に考えていきたいと思います。
教授 安 直哉 Professor YASU Naoya
研究室の紹介
安研究室では、国語科教育史研究、国語科教育思想研究、国語科教材研究等を行っている。特に近代日本の国語教育理論の基礎を形成した「形象理論」を研究対象としている。「形象理論」の生成と展開の過程について文献研究を進めている。また昭和戦前期の国定国語教科書の研究にも着手している。
教授 山田 敏弘 Professor YAMADA Toshihiro
研究室の紹介
山田ゼミでは、現代日本語の諸現象を言語学的に研究するのであれば、日本語とその方言だけでなく外国語との対照研究も含め、自由にテーマを設定して学んでいくことができます。さらに、言語学的知見を国語教育に応用する研究も奨励しています。
教授 小林 一貴 Professor KOBAYASHI Kazutaka
研究室の紹介
国語教育学の学習指導論を専門領域とし、主に学習者論的アプローチに基づいた国語科の授業分析研究を行っています。教室の具体的な事象に沿って学習の内実を明らかにするとともに、それに基づいた授業実践の開発に取り組んでいます。
准教授 好川 聡 Associate Professor YOSHIKAWA Satoshi
研究室の紹介
漢文には歴史、思想、文学に関する様々な古典がありますが、本研究室では文学の領域について研究する視点を養います。今でも日本で親しまれる中国古典には時代や地域を越えた普遍的な魅力があり、その表現の面白さを漢詩の輪読等を通じて考えていきたいと思います。
社会科教育実践
社会分野では、教科(史学、地理学、現代社会)と教科教育(社会科教育)それぞれの分野において、深い見識と高度な知識・技能を備えた教育専門職の養成を目指しています。幅広い視野のもとで自身の専門性を自在に活用することのできる、柔軟で創造的な実践力の育成に力を入れています。
教授 田澤 晴子 Professor TAZAWA Haruko
研究室の紹介
日本近現代思想、とりわけ「大正デモクラシー」と呼ばれた時代の思想や学問を研究しています。卒論を大学4年間の集大成と位置づけ、自分で見つけた課題に自力で解答する力を養うことを目標としています。
准教授 辻本 諭 Associate Professor TSUJIMOTO Satoshi
研究室の紹介
史学研究室(西洋史)では、古代から現代まで、西洋の歴史を幅広く勉強しています。ゼミでは、史学史上重要な諸テーマについて、一次史料や研究文献をもとに報告・ディスカッションを行い、歴史的思考力・表現力を学びます。同時に、そうした学問的専門性を実際の教育現場で活かすための工夫についても考えます。
准教授 橋本 操 Associate Professor HASHIMOTO MIsao
研究室の紹介
地理学の視点から「人と自然環境との関係」について専門に研究しています。そのため、獣害や自然災害、ジビエや林産物等の自然資源の活用など、フィールドワークを通して農山漁村の生活・文化について考え、明らかにします。大学卒業までに、自分自身で課題を見つけ、解決できる力を身につけ、教育現場や社会でその能力を活かせるようになることを目指します。
教授 須本 良夫 Professor SUMOTO Yoshio
研究室の紹介
初等社会科教育学の学習指導論を専門領域とし、戦後社会科が始まって以来の現在までの先行実践から,社会科授業の原理を学びます。また,附属学校を中心として,教室内における学習者の具体的な内実を探るとともに,それに基づく教師の力量形成や教材研究,授業実践の開発に取り組んでゆきます。
教授 坂本 一也 Professor SAKAMOTO Kazuya
研究室の紹介
法律学研究室では、社会の多様な問題(紛争)を「法」の視点から分析し、そうした問題(紛争)を法がどのように解決し、あるいは、解決できないのか(法の限界)について考察します。こうした研究を通して、(教育分野においても必要とされる)「法的な思考方法」を理解し、活用する力を身に付けてもらいたいと考えています。また、担当教員の専門分野が国際法であることから、国際問題の法的な分析も行っていきます。
准教授 上野 友也 Associate Professor KAMINO Tomoya
研究室の紹介
政治学は、人間のさまざまな利害を調整し、人間の安全と福祉の向上をめざす学問です。専門科目「政治学研究」では、日本の国内政治に関する教材を用いて、市民と国家との関係を考えます。専門科目「政治学特論」では、国際政治に関する教材を用いて、国家と国家の関係を中心に勉強していきます。
准教授 田中 伸 Associate Professor TANAKA Noboru
研究室の紹介
本研究室は"批判"というキーワードをもとに、2つのことを行います。第1は、社会科教育の原理的分析です。社会科教育の目標・内容・方法を、英米を中心とした社会科教育学に関わる思想を読み込み、原理的に分析します。第2は、自身の社会科教育論の構築です。先行研究の批判的分析を踏まえ、オリジナルな社会科教育論を考え、具体的な授業としてその理論を示してゆきます。
英語科教育実践
本分野では、英語教育でのすぐれた専門家の養成機関として、英語教育学・英米文学・英語学・異文化理解の4分野にわたり、その理論と実践の探求を目指しています。また、現職教員や海外からの教員留学生などの研修機関として、英語教育のレベルの向上、国際交流の促進にも努めています。
教授 巽 徹 Professor TATSUMI Toru
研究室の紹介
私のセミナーでは、小学校から高校の英語授業の実践を対象に効果的な指導法、授業や単元の組み立て方などについて研究しています。それらを考える基盤として、外国語がどのように習得されるのかという理論研究の文献を読んだり、現場の教員の方々を交えて、それらに基づいた指導をどのように創造するかということについて議論したりしています。
教授 デイビッド・バーカー Professor David Barker
研究室の紹介
私の研究室では、英語の教材の作成、デザイン、効果的な使い方について研究を行っています。 私のゼミ生は、3年生で日本の中学校で使われている英語の教科書の短所・長所を分析しながら、教室での効果的な利用について検討しています。4年生になると、自分で補助教材の作成を行なっています。
教授 仲 潔 Professor NAKA Kiyoshi
研究室の紹介
私のセミナーでは、主として社会言語学、批判的教育学、批判的応用言語学、異文化コミュニケーション論などの知見から、日本の英語教育を多角的に考察しています。そのため、セミナー所属大学院生には、高度な言語運用能力(日英両語)はもちろん、幅広い専門的知識が求められます。
准教授 瀧沢 広人 Associate Professor TAKIZAWA Hiroto
研究室の紹介
私のセミナーでは、初等英語教育の指導法と第二言語習得論による文献研究及び、調査研究を行います。課題図書を読み、その要約と考察を行います。指導法研究については、児童英語教育における文字指導、コミュニケーションに向かう力、小学校英語の定着力等、日本の小学校英語教育の課題を見つけ、研究していきます。
准教授 飯田 泰弘 Associate Professor IIDA Yasuhiro
研究室の紹介
英語教員のhow to teachの技術を支えるのは、what to teachに対する正確な理解と広範な知識です。私の研究室では言語学の観点から、英語の形態素・語・句・文・会話、およびその音と意味の背後に潜む、複雑な仕組みや体系的規則を考察します。広く言葉の「からくり」を知り、いかに英語授業につなげるかを考え、また、多様な実例が出現する映画の英語教材としての活用法も探ります。
助教 林 日佳理 Assistant Professor HAYASHI Hikari
研究室の紹介
私の研究室では、英語で書かれた文学作品の精読を通して、異なる場所・時代に生きるひとびとの「声」を拾っていくとともに、そうしたコミュニケーションを可能にする言語の力について考察を深め、外国語を学ぶ楽しさを伝えられるようになることを目指しています。
サイエンス系
小学校教科等の「理科」「算数」「工作」及び「家庭」に関する教育内容を「サイエンス」という概念で統合した系で、 理科、数学科、技術科、家庭科の各領域における高度な専門知識と優れた研究能力を備えた専門識者を養成するために、 理論と実践の追求と課題研究の完遂を目指しています。
数学科教育実践
数学分野では、数学およびその指導法についてさらに深く学び、高度な専門力を修得し、専門分野における研究能力を養うことを目指しています。算数・数学教育における指導力および実践研究の能力に優れ、広い視野を持った教員として活躍する人材の育成を行います。
教授 山田 雅博 Professor YAMADA Masahiro
研究室の紹介
小学校算数科、中学校数学科、高等学校数学科の指導内容、指導の系統性について研究しています。また、子どもたちのための教材開発とその実践などを修士論文のテーマとしており、実際に子どもたち相手に授業実践などを行っています。
教授 河﨑 哲嗣 Professor KAWASAKI Tetsushi
研究室の紹介
国際理解(Global)と地域理解(Glocal)を実現するHunan Scienceを基盤にして、「情報教育」「環境教育」「ものづくり」「キャリア教育」「食育」「安全教育」と結びつけるような未来の算数・数学教育の探究を目指します。
准教授 田中 利史 Associate Professor TANAKA Toshifumi
研究室の紹介
私の研究室では、結び目の幾何について研究しています。ひもを結んでできる形の数学的研究は、DNAやタンパク分子の構造の研究など科学の様々な分野と関連している最先端の研究分野です。一方で、学習教材としても適しており、教育への応用を期待しています。
准教授 花木 良 Associate Professor HANAKI Ryo
研究室の紹介
図形の伸び縮みを許して考た、える空間グラフ理論、結び目理論を主に研究しています.数学を多くの人に知ってもらうために、科学館で数学に関する展示・演示も行っています。ま教材の開発や教員養成系学部における数学指導の在り方も考えています。
准教授 菱川 洋介 Associate Professor HISHIKAWA Yosuke
研究室の紹介
当研究室では、複素解析学や関数解析学を中心に研究を行っています。学部で学んだ基礎知識をもとに、数学や数学教育について各々が興味を持つテーマについて研究を行っています。
理科教育実践
理科の理科教育学、物理学、化学、生物学、地学各分野の講義により理科教育法や各専門の理論を深めるとともに、教育実践研究や各専門の今日的テーマの修士研究を通して、科学的研究方法や科学理論確立の過程を体得していきます。
准教授 住浜 水季 Associate Professor SUMIHAMA Mizuki
研究室の紹介
素粒子であるクォークから構成されるハドロンという粒子の構造を解明するため、西播磨にある大型放射光施設スプリングエイトにてレーザー電子光ビームを用いたハドロン光生成反応実験や、高エネルギー研究所で電子・陽電子衝突実験を行っています。
准教授 中村 琢 Associate Professor NAKAMURA Taku
研究室の紹介
理科離れや物理離れ等、教育の諸問題に対応できる教員の養成に取り組んでいます。教材開発、データに基づいた教育効果のある教授法の開発を、初等中等教育と連携して推進します。素粒子物理学実験の環境の放射性物質の低減、放射線教育にも取り組んでいます。
教授 吉松 三博 Professor YOSHIMATSU Mitsuhiro
研究室の紹介
有機化学分野における新反応の開発及び生理活性物質の創製をテーマとしています。化学分野の研究を通して、新しいもの・事実を見出す過程を学びます。更には、理科実験を行う上での技能・化学の目によるものの見方考え方・薬品の取扱及び管理法などを修得します。
准教授 内海 志典 Associate Professor UTSUMI Yukinori
研究室の紹介
研究科では,学部での研究を基盤として,児童生徒に効果的に理科授業を展開するためのカリキュラム開発,教材開発,指導方略や教師の専門的成長等について,文献研究,授業観察,インタビュー調査等を行い,理論と実践を統合し,より高度な研究を行います。
准教授 萩原 宏明 Associate Professor HAGIWARA Hiroaki
研究室の紹介
温度や光等により電子状態や運動状態が変化する新しい外場応答性分子の合成と機能解明をテーマとしています。自分の手で合成した化合物の外部刺激に対する応答性を、複数の分析法や自ら開発した定量化手法を用いて評価することで、多面的にもの・現象を捉える能力を磨きます。
教授 古屋 康則 Professor KOYA Yasunori
研究室の紹介
多様な繁殖生態をもつ魚類の生殖現象を生理学的・生態学的に研究することで、生物の進化について考えます。淡水魚だけでなく海水魚も対象とし、時には海外にまで採集に行きますが、多くの学生には地元岐阜の魚について生理・生態学的な研究をしてもらいます。
教授 三宅 崇 Professor MIYAKE Takashi
研究室の紹介
生物種間(植物と昆虫間など)の相互作用や、植物の繁殖システムについて、「なぜそうなっているのか?」を考える進化生態学のアプローチに基づいた研究を行っています。野外調査や飼育栽培、研究室実験などにより仮説の検証を試みるという手法を採っています。
准教授 須山 知香 Associate Professor SUYAMA Chika
研究室の紹介
草花達は「どこに、どんなものが、どれだけ」あって、「互いにどういう関係なのか」が気になり、植物系統分類学を学んでいます。教員養成課程としての研究では、植物を材題とした分子系統解析、フィールドワークや、博物館での調査研究および学校教育の実践を通じて「自然を探求する楽しさ」を、みんなで追求していきます。
教授 勝田 長貴 Professor KATSUTA Nagayoshi
研究室の紹介
堆積物の分析解析と野外調査によって、気候・環境変動、固体地球の運動、火山活動などの歴史を復元し、地球表層システムの応答や固体地球の物理的性質を研究しています。アジア内陸やモンスーン域の湖沼、先カンブリア代縞状堆積層、活動的火山の湧水と河川などを主な対象としています。手法の理論的研究も行っています。
准教授 森本 真紀 Associate Professor MORIMOTO Maki
研究室の紹介
地球の自然環境、現在と過去の気候、環境問題などについて、地域の地質試料を題材として野外調査・観測や地球化学的手法により研究をおこなっています。自ら目的を持ち、地学的・科学的な見方で考え、調べることで課題を解決し、説明する力を身につけて欲しいと考えています。
技術科教育実践
技術分野では、技術教育(中学校(技術)・高等学校(工業))に関する授業改善や専門知識の向上を目的として、電気電子・機械・金属加工・情報・木材加工の分野での高度な専門知識を獲得し、各分野における課題について研究を行っています。
教授 小原 光博 Professor KOHARA Mitsuhiro
研究室の紹介
樹木の生命活動により形成される木材の性質の理解を踏まえて、次のテーマで研究に取り組んでいます。①ものづくり体験のための題材選定と活用 ②小・中学校教員養成におけるものづくり学習指導 ③木材の性質と利用に関わる学習内容・学習活動の検討
教授 福岡 大輔 Professor FUKUOKA Daisuke
研究室の紹介
情報テクノロジーに関する研究を行っており、3Dプリンタ、レーザ加工機、CNC(コンピュータ数値制御)フライスなど、コンピュータを用いた「新しいものづくり」や、各種ソフトウェア開発(特に画像処理)などの研究を行っています。
教授 舟越 久敏 Professor FUNAKOSHI Hisatoshi
研究室の紹介
電子情報技術と光エレクトロニクス技術を教育に活用するための研究を行っています。研究対象は、技術教育だけでなく工学・光学教育も視野に置き、各々の教育課程で活用するための教材や授業補助ツールなどの開発・検討を行っています。
准教授 中田 隼矢 Associate Professor NAKATA Toshiya
研究室の紹介
金属を用いた日本の伝統的なものづくりについて,材料科学の観点から研究を行っています。例えば,木目金(杢目金)の接合条件を分析するとともに,この知見を活用して木目金を用いたアクセサリー製作のものづくり教室などを開講しています。その他,日本刀の科学的研究などにも取り組んでいます。
助教 岩崎 翼 Assistant Professor IWASAKI Tasuku
研究室の紹介
作成中
家庭科教育実践
家政分野は、衣・食・住・家庭経営・保育等の側面から家庭生活に関する倫理、課題ならびに家庭科教育等について研究テーマを設定し、追究します。生活問題を課題として深く探求することにより、教員として必要な幅広い視野と教養の習得を目指します。
教授 大藪 千穂 Professor OYABU Chiho
研究室の紹介
家計、金融教育、消費者問題、消費者教育、環境問題、ライフスタイル論(アーミッシュ研究)、家族に関する内容について卒業研究で取り組んでいます。これらに関する内容の授業を開発し、幼稚園、小学校、中学校、高校において授業実践も行い、その効果を検証しています。
教授 久保 和弘 Professor KUBO Kazuhiro
研究室の紹介
現在、小中学生の3割が既に生活習慣病(内臓肥満、高血糖、血中脂質異常、高尿酸血症など)に罹患しています。本研究室では食の生体機能調節に着目し、動物試験や遺伝子解析など様々な実験手法を用いて、生活習慣病の改善を目的とした食事の在り方の探求や食品の開発を行い、これを応用利用するための有効性及び安全性の評価を行っています。
准教授 杉山 真魚 Associate Professor SUGIYAMA Mao
研究室の紹介
住まいに関わる伝統的技術、既存兼建築物の保全・活用、大正期・昭和初期の民衆芸術論、近代英国の都市・建築・工芸(アーツ・アンド・クラフツ運動)などが研究テーマです。成熟社会に相応しい住環境や生活空間の在り方、ものづくりとまちづくりを融合する方法を探求しています。。
准教授 柴田 奈緒美 Associate Professor SHIBATA Naomi
研究室の紹介
子ども、成人、高齢者など各世代に応じた品質(硬さ、色、味など)を担保する調理法の探索や、食物アレルギー代替食の検討、未利用資源を用いた新規加工食品の開発など、食に関わる問題の解決に向けて取り組んでいます。
芸術身体表現系
小学校教科等の「音楽」、「図画工作」及び「体育」に関する教育内容を芸術や身体に関する表現という概念で統合した系で、 音楽科、図画工作科、体育科の各領域において今日的課題を合理的に解決し、 科学的に対応できる高い資質を備えた教員や社会人の養成を目指しています。
音楽科教育実践
実践力のある音楽科教員をめざすためには、楽曲への理解や技能を身につけるだけでなく、それらをどのように音楽の授業へ生かすかが求められます。そのために必要な知識や技能を実技や理論を通して深く学び、各自のテーマに基づいて研究を深めます。
教授 松永 洋介 Professor MATSUNAGA Yosuke
研究室の紹介
私たちの研究室では、学校で音楽を教えるのはなぜかといった根源的な問い、音楽の授業やカリキュラムについての研究、新しい教育改革の中で音楽教育をどのように行っていくのかといった今日的な課題に対応した研究など、各自がそれぞれ興味をもったテーマにもとづいて研究を進めています。
准教授 松浦 光男 Associate Professor MATSUURA Mitsuo
研究室の紹介
本研究室では、①管楽器の演奏において重要となる呼吸法・姿勢などの基本的な動作の確認、②音楽性を持ち合わせた演奏法および練習方法の開発、③指導者として教育現場において有効となる指導法の開発、を中心に、基礎・基本を重視した管楽器研究を行います。
准教授 仲田 久美子 Associate Professor NAKADA Kumiko
研究室の紹介
まず自分で情報を収集し、自分はどの時代に興味があるのか、またどの作曲家に関心があるのかを知ります。次に、自分で課題を選曲し計画を立てて練習していきます。練習の過程では自身の演奏上の問題について自己分析し、問題を自分で解決していきます。
准教授 西尾 洋 Associate Professor NISHIO Yo
研究室の紹介
作曲・音楽理論に関する研究と、それらを演奏や教育に生かしていく方法論を考えていきます。音楽作品は文化の蓄積の上に成り立つ作曲家の思考の結晶ですから、そこに入り込むためには幅広い知識と経験をもとにした学術的な理解が求められます。作曲法などの理論科目では、音の生態を知り、音を通して形になるものは何なのかを考えていきます。
准教授 近野 賢一 Associate Professor KONNO Kenichi
研究室の紹介
オペラ、オラトリオ、ドイツ歌曲や日本歌曲をはじめとするあらゆる言語の歌曲など、膨大なレパートリーの中から、各々が興味関心を持ち、究めたいと思う分野を選び、その発声法や演奏法、作品解釈に関する研究を深め、実践します。
美術科教育実践
美術領域では、絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術理論・美術史、美術科教育の発展的な講義や実習を通して、美術教育と美術表現に関わる今日的課題を追究します。それらを関連づけて総合的に解決することができる、高度な資質と実践能力を備えた人材の育成を目指しています。
教授 野村 幸弘 Professor NOMURA Yukihiro
研究室の紹介
美術理論・美術史では、芸術家と芸術作品の意味、意義、重要性を学ぶことを目的としています。美術作品同士のつながりを理解し、芸術家の思想とその社会的背景を考察します。芸術家、芸術作品について卒業論文を書き、その成果を小中学校での鑑賞教育へとつなげます。
教授 河西 栄二 Professor KASAI Eiji
研究室の紹介
彫塑では、粘土、石膏、テラコッタ、木、軟石などを材料とした制作に取り組みます。素材の感触やつくることの楽しさを味わい、試行錯誤しながらより良いかたちを求めてつくり続ける感覚を身につけます。卒業制作では半年から1年かけて2メートル近い大作にも挑戦します。
教授 山本 政幸 Professor YAMAMOTO Masayuki
研究室の紹介
情報をビジュアルに伝えるための方法を学ぶことにより、社会における視覚伝達デザインの役割を考えます。文字や写真、絵文字、地図、絵本、ポスターなどの実習を体験しながら、手作業による作品制作の基礎と情報機器を用いた表現の技法を修得します。
准教授 隼瀬 大輔 Associate Professor HAYASE Daisuke
研究室の紹介
主に木・漆を素材として、鉋や鑿などの手道具を中心に使いうつわやオブジェ、家具などの制作をします。木材、金属、土、繊維など様々な素材を使用し、道具、技法について学び、卒業研究につなげていきます。多くのものづくりの経験を通して、教師としてたくさんのことを教えられるようになってもらいたいです。
助教 山田 唯仁 Assistant Professor YAMADA Yuito
研究室の紹介
図画工作・美術科の授業で何を学ぶのか,どのようにしたら楽しく活動できるのかを考えます。絵・立体・デザイン・工芸・工作・造形遊び・鑑賞の各分野について,教材や題材の開発に取り組みます。美術科教育の方法について学んだり教育現場で子どもについての理解を深めたりしながら,魅力ある授業づくりを目指します。
保健体育科教育実践
体育学、運動学、学校保健、保健体育科教育の理論と方法に関して専門的研究を深め、特に教育現場の諸課題にかかわる研究を充実させ、高度な実践力を備えた教員を育成します。
教授 杉森 弘幸 Professor SUGIMORI Hiroyuki
研究室の紹介
球技運動学の立場から、各種ゲームの見方や考え方を整理し、球技の運動課題や学習指導の方法を探究しています。また、小・中学校における体育授業を対象に、よりよい学習指導のあり方についても考えています。
教授 熊谷 佳代 Professor KUMAGAI Kayo
研究室の紹介
現代社会におけるスポーツ・体育・ダンスの役割や課題を、人間がより豊かに生きるための人類共通の文化として捉え、検討していきます。また、昨今のダンスブームやダンス教育について多角的に探求しています。
教授 春日 晃章 Professor KASUGA Kosyo
研究室の紹介
運動遊び、運動・スポーツ、体育が子ども達の健全な発育発達のためにどのように貢献するのかを科学的に探究していき、幼児・児童からジュニアアスリートまで幅広い対象に対して様々な測定方法を用いながら客観的分析を通して、「強く生き抜く子」を育む施策や教育方法について多角的に考えています。
准教授 上田 真也 Associate Professor UEDA Shinya
研究室の紹介
運動負荷に対する生体反応(特に、エネルギー代謝および内分泌)や運動トレーニングによる生体適応メカニズムの解明とその応用研究を行っています。また、運動生理学的観点から捉えたサッカーのゲーム分析と効果的トレーニングプログラムの開発についても取り組んでいます。
准教授 林 陵平 Associate Professor HAYASHI Ryohei
研究室の紹介
トップアスリートを対象として得られた筋力・パワートレーニング法に関する知見を活かして、体育の授業でも用いることのできる子どものための新たな運動プログラムの開発を目指しています。また、学校体育現場で次世代のリーダーとなる教師を養成することに力を入れています。