学校教育教員養成課程 理科教育講座

理科教育講座(物理学)

物理学、ダブルハイパー核実験棟の外観

物理科では、3年次までに古典物理学・近代物理学の領域を学びます。実験と座学の双方を学ぶことで、より専門的な知識を習得した教員養成を目指しています。4年次には各自のテーマで卒業研究に取り組み、知識だけでなく、科学的なものの見方、考え方を養います。

准教授 住浜 水季 Associate Professor SUMIHAMA Mizuki

研究室の紹介

素粒子であるクォークから構成されるハドロンという粒子の構造を解明するため、西播磨にある大型放射光施設スプリングエイトにてレーザー電子光ビームを用いたハドロン光生成反応実験や、高エネルギー研究所で電子・陽電子衝突実験を行っています。

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准教授 中村 琢 Associate Professor NAKAMURA Taku

研究室の紹介

理科離れや物理離れ等、教育の諸問題に対応できる教員の養成に取り組んでいます。教材開発、データに基づいた教育効果のある教授法の開発を、初等中等教育と連携して推進します。素粒子物理学実験の環境の放射性物質の低減、放射線教育にも取り組んでいます。

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理科教育講座(化学)

教室で化学実験をする理科教育講座(化学)の学生たち

化学専攻では特に、実験を通じた教育を重視しています。1年次に基礎的な化学実験技術を習得し、2年次には物理化学・無機化学実験、3年次には生物化学・有機化学実験を行います。4年次には、1~3年次に磨いた実験技術をベースに各自のテーマに沿って卒業研究に取り組みます。化学独自の専門科目や実験を通して安全に理科実験を行え、薬品の取り扱いや管理にも慣れた教員の育成を目指しています。

詳細は、理科教育講座(化学)のページをご参照ください。

教授 吉松 三博 ProfessorYOSHIMATSU Mitsuhiro

研究室の紹介

有機化学分野における新反応の開発及び生理活性物質の創製をテーマとしています。化学分野の研究を通して、新しいもの・事実を見出す過程を学びます。更には、理科実験を行う上での技能・化学の目によるものの見方考え方・薬品の取扱及び管理法などを修得します。

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准教授 内海 志典 Associate Professor UTSUMI Yukinori

研究室の紹介

児童生徒に効果的に理科授業を展開するためのカリキュラム開発、教材開発、指導方略や教師の専門的成長等について理論的・実証的に研究を行っています。具体的には、優れた理科カリキュラムについて、文献研究、授業観察、インタビュー調査等から得られた知見をもとに、カリキュラム開発を行い、その有効性について研究しています。また、理科授業における教師の力量形成についても研究しています。

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准教授 萩原 宏明 Associate Professor HAGIWARA Hiroaki

研究室の紹介

様々な化学反応を利用して粒子(金属錯体)を創り、その集合体(結晶)の機能をデザインします。特に、温度や光により電子状態が変化する物質群に注目しています。化学的な新物質の合成に加え、X線構造解析や熱分析、磁気測定等の物理学的な物質評価を通じて、粒子的なものの見方や科学的な考え方を養います。

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理科教育講座(生物学)

生態系の調査で山に登った理科教育講座(生物学)の学生たち

野外体験と臨海実習(1年生)、北アルプスでの野外実習(2年生)、キャンプによる野外観察指導実践演習(4年生)等、野外での生物観察実習を多く取り入れています。これに加え、2年生から3年生にかけて、講義と実験により専門性を身につけます。4年生ではそれらを基礎として卒業研究に取り組み、科学的な思考方と表現力を修得します。

教授 古屋 康則 Professor KOYA Yasunori

研究室の紹介

多様な繁殖生態をもつ魚類の生殖現象を生理学的・生態学的に研究することで、生物の進化について考えます。淡水魚だけでなく海水魚も対象とし、時には海外にまで採集に行きますが、多くの学生には地元岐阜の魚について生理・生態学的な研究をしてもらいます。

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教授 三宅 崇 Professor MIYAKE Takashi

研究室の紹介

生物種間(植物と昆虫間など)の相互作用や、植物の繁殖システムについて、「なぜそうなっているのか?」を考える進化生態学のアプローチに基づいた研究を行っています。野外調査や飼育栽培、研究室実験などにより仮説の検証を試みるという手法を採っています。

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准教授 須山 知香 Associate Professor SUYAMA Chika

研究室の紹介

草花達は「どこに、どんなものが、どれだけ」あって、「互いにどういう関係なのか」が気になり、植物系統分類学を学んでいます。教員養成課程としての研究では、植物を材題とした分子系統解析、フィールドワークや、博物館での調査研究および学校教育の実践を通じて「自然を探求する楽しさ」を、みんなで追求していきます。

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理科教育講座(地学)

教室で化学実験をする理科教育講座(化学)の学生たち

地学専攻では、「今暮らしている地球や宇宙のことをもっと詳しく知りたい」「いつからあるのか、どのような歴史をたどってきたのか」「いま私たちの住む場所はどのようにしてできたのか、はるか昔はどのような環境だったのか」といった疑問を解決する地学の学問的な面白さを追求します。そして、岐阜県の豊かな自然の中で専門的知識と授業実践力を獲得し、小中学校での理科教育・環境学習を担う中核的教員の養成を行っています。

詳細は、理科教育講座(地学)のページをご参照ください。

教授 勝田 長貴 Professor KATSUTA Nagayoshi

研究室の紹介

堆積物の分析解析と野外調査によって、気候・環境変動、固体地球の運動、火山活動などの歴史を復元し、地球表層システムの応答や固体地球の物理的性質を研究しています。アジア内陸やモンスーン域の湖沼、先カンブリア代縞状堆積層、活動的火山の湧水と河川などを主な対象としています。手法の理論的研究も行っています。

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准教授 森本 真紀 Associate Professor MORIMOTO Maki

研究室の紹介

地球の自然環境、現在と過去の気候、環境問題などについて、地域の地質試料を題材として野外調査・観測や地球化学的手法により研究をおこなっています。自ら目的を持ち、地学的・科学的な見方で考え、調べることで課題を解決し、説明する力を身につけて欲しいと考えています。

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