各学年の授業
1年生
岐阜大学の1年間は前学期(4月~9月)と後学期(10月~3月)に分かれており、1年生の前学期では主に全学共通教育科目と教職トライアルを受講します。
全学共通教育科目の一つの初年次セミナーでは、1年生が大学での学びや生活に早く馴染めるよう、大学図書館や保健管理センターの使い方、大学での学びで不可欠となるアカデミック・スキルズ(レポートの書き方、プレゼンテーションの技能、ディスカッションの進め方など)を学ぶことができます。全学共通教育科目の詳細はこちらを確認下さい。
教職トライアルは、ACTプラン・プラスの導入科目となります。附属学校での観察型実習を軸とし、現職教員より話を聞くなどすることにより、学びや教職への視野を広げることを目的としています。詳細はACTプラン・プラスを確認下さい。
後学期になると全学共通教育科目に加えて、各講座で開講される専門科目が増え徐々に専門知識を学んでいきます。講義形式の座学だけではなく、グループワークや実習などもあり、専門的な知識と技能をバランス良く養うことができます。10月末には大学祭が開催され、学生主導で様々なイベントが開催されます。
2年生
専門科目に加え、教科指導法について学びます。専門的な知識や技能を身に付けるとともに、それを子ども達に伝えるための教え方や教材の開発方法などを学び、教職で必要となる力を養っていきます。また、ACTプラン・プラスの第2段階として、小中学校で各1週間の参加型実習と介護等体験に参加します。詳細はACTプラン・プラスを確認下さい。
3年生
引き続き各講座の専門科目や教育法について学び、教職で必要となる知識や技能を身に付けます。そして、9月に小学校、11月に中学校で各4週間の教職プラクティス(教育実習)に参加します。教育実習では、これまで学んだことを総動員し、教材の準備やそれを用いた授業などを行います。詳細はACTプラン・プラスを確認下さい。
4年生
教育実習で学んだことをふまえ、教職インターンや教職実践演習によって教職として必要となる実践的な知識や技術を養います。詳細はACTプランプラスを確認下さい。さらに、各講座で卒業研究、卒業制作、卒業記念演奏会などを行い、4年間の学びの総仕上げに取り組みます。1年間を掛けて一つの課題に取り組むことによって、専門知識や技能を向上させるだけではなく、課題の探求力や解決能力、それを他者に伝えるための文章力やプレゼンテーション能力が大きく向上します。これらの経験は、社会人として活躍する上で大きな礎となります。
授業の様子
数学教育講座
理科教育講座(地学)
理科教育講座(生物学)
美術教育講座
家政教育講座
理科教育講座(化学)
学校教育講座(心理学)
技術教育講座
英語教育講座
音楽教育講座
保健体育講座
国語教育講座「楽習会」
社会科教育講座「探検地図作り」
大学院
教職実践開発専攻
- 教科指導能力開発コースを新たに加え、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校教諭の高度専門職養成を行います。
- 教職実践開発専攻には、教科指導能力開発コース、教育実践開発コース、学校管理職養成コースの3つのコースを設置します。
- 教育実践開発コースは、特別支援教育、カリキュラム開発を取り込みます。
教育臨床心理学専攻
- 心理発達支援専攻の臨床心理学コースと学校心理学コースを統合して、公認心理師・臨床心理士・学校心理士・スクールカウンセラー養成に特化した専攻を設置します。
- 学部と研究科を通した一貫指導における教育効果、さらに教職実践開発専攻との有機的かつ多様なつながりによる教育・指導体制の活性化をめざします。
その他
岐阜大学教育学部では、子ども達と触れ合うことができる公開講座などを各講座で開催しています。この公開講座の運営には学生も多数参加しており、講義や実習だけでは経験できない貴重な学びの機会となっています。
近年行われた公開講座の例
- 中高生のための美術教室「デッサン基礎」
- 視る・考える・創る「形と数」の教室 - STEAMを操る数学イノベーターへ -
- 昆虫教室 『わくわく、びっくり、昆虫探検!』
- 親子天文教室 望遠鏡を作って月を見よう
- 中高生のための美術教室「手のデッサン」
- 中高生のための美術教室「自画像鉛筆デッサン講座」
- 日本刀の科学
- ひらめき☆ときめきサイエンス SDGs(食糧問題)を探求するフェルミ推定
- 化石教室『大学生と学ぶ、恐竜学入門』
- 別な支援を要する子どもたちの体育・スポーツ・ダンス
- 子どもデザイン教室3「ふしぎな生きもの」
- 子ども造形教室3「へら押しレリーフつくり」